ライフプランの参考
  
≪年代別ライフプラン≫  ≪ マイホーム購入にスポット≫   
                   
                     ≪年代別ライフプラン

 自衛官は若年定年であるということを認識し、しっかりした人生設計を立ててください。 若年定年とはいえ、雇用や給料などが不安定なサラリーマンに比べて、計画的な人生設計の出来る自衛隊員は恵まれているのです。

 独身時代に概略のライフプランを立て、年代別、節目節目(結婚、出産、子供の入学、住宅購入等)および状況の変化に応じてより具体化、修正していきます。
   プラン作成で考慮すべき出費は次のとおりです
   ・結婚  ・マイホーム購入 子供の教育  ・保険  ・マイカー購入  ・親族の冠婚葬祭  ・子供の結婚等 
 
1 20代(独身時代)
 結婚資金の貯蓄が最大のテーマです。 自衛官は若年定年ですから、20代での結婚を勧めます。 遊んでばかりいたり、結婚に分不相応の高望みをすると良縁に恵まれません。(ただし、結婚相手の見極めは慎重に)  定年までに子供の教育を終えるプランにして下さい。
  
結婚資金(結納、挙式、新婚旅行、新居関連等)ぐらい2人で準備しましょう。
       
2 20代(新婚期)
 当面の目標である出産、住宅購入等にしっかりした貯蓄計画を立てる必要があります。 早い時期に生命保険や個人年金に入ると割安です。 

3 30代(出産・子供が幼児、児童期)
 子供の出産に伴い、教育資金の準備が必要です。 この時期は家族構成が確定しますので、定年をにらんだ具体的なライフプランが作れます。 この時期にしっかりとしたライフプランを造るかどうかでその後の人生設計に大きく影響します。 夫婦でよく話し合ってください。
 この時期に住宅購入になると思いますが、家族構成、子供の教育、子供の独立、定年後の生き方等で住む場所、工法、間取り等を考えることになります。
 子供の教育費用;幼稚園から高校までの学習費総額は、全部私立の場合1702万円、全部公立の場合504万円(文科省、平成22年度「子どもの学習費調査」より)。

4 40代
  子弟の教育に一番出費が多い時期ですが、子供に贅沢をさせるのは教育上逆効果です。 幼児期に比べて子供に手がかからないので、奥さんも頑張ってください。 大変な時期の苦労は、過ぎてみれば懐かしい思い出になります。 定年10年前になったら定年後の準備をはじめます。
 
5 50代
 定年真近かです。 退職金、年金額をしっかりと把握し、再就職についても真剣に考え、準備をする必要があります。再就職先の賃金の予測も大切です。 子供が社会人になったら、生命保険を死亡保障から医療保障重視へ切り替えてください。

6 定年後
  親族の冠婚葬祭に出費があります
  子供の結婚費用出費は、データ上1人平均約110万円ほどかかります。
 しっかりしたライフプランをもって頑張ってきた人は幸せな定年後が待っています。
 

              (2)マイホーム購入にスポット

 マイホーム購入時期は、人それぞれの事情があるのでいちがいには言えませんが、子供の教育と、定年後をにらんだローン返済はしっかりと考えておく必要があります。


 1 子供の教育
 小学生の頃の仲間は単なる遊び友達ですが、中学生になると心の友達が必要になります。  高校入試対策のためだけではなく、子供の心の成長のためにも中学生になったら動かさない方がよいと思います。

 2 ローン返済
  これからは受給する年金額の減少、医療費負担増、消費税増等、高齢者を取り巻く環境は厳しくなることを覚悟しなければなりません。 第2の就職先での収入もあまり期待できません。 ローンは定年までにほぼ返済できるように頑張り、退職金にはあまり手をつけないようにしたいものです。
 *年金改革によると、将来(2025年)の年金は月19万円台(妻が専業主婦、60歳まで勤めあげたモデルで現在の貨幣価値として)になりそうです。そこから国民健康保険料や介護保険料、税金を払わねばなりません。 また、奥さんが基礎年金を満額受給するには、奥さんも40年間(60歳になるまで)納め続ける必要があります。 若年定年の自衛官は、19万円台より低くなる可能性があります(曹長の場合、年金改革前の現在の年金は年間200万円弱だそうです。改革後は・・・?)
                                     
 
3 おすすめライフプラン
  景気が良かった時代とちがい、ほとんどの自衛官は一生に1軒のマイホーム購入になると思います。 特に自衛官は定年が早いため、子供の教育や豊かな定年後を考えた場合、次のようなライフプランをおすすめします。
 
 (1)ローン返済能力がつく30代半ば頃以降、出来れば40歳前にマイホームを購入する。
  *あまり若い時に共働きを前提として購入するとローンの返済が破綻するおそれがあり、事例もあります。

 (2)ローンは、借り換えや繰上げ返済を利用して退職時の残債をなるべく減らす。
   概要は下記のとおりですが、細部はローン関係資料のページ≫にあります。

 *ローンには元利均等払いと元金均等払いがあり、総支払い金額(利息)は元金均等払いが少ない。
 *繰り上げ返済は早い時期ほどメリットが多い。
 *繰上げ返済は返済期間短縮型と毎回の返済額軽減型があり、返済期間短縮型の方が有利。
 *借り換え利用の目安、「返済期間の残りが10年以上」「ローン残高が1000万円以上」「新旧ローンの金利差が1%以上」です。 

  *若年給付金をあてにしたローン返済は、絶対に考えないようにしてください。

 (3)退職金の一部でリフォームして、その家を一生使う。(退職金はなるべく手元に残しておく。木造の家でもしっかりと建て、手入れがよければ長持ちします)
 
 *転勤の多い幹部でも若い頃にマイホームを購入し、定年までにローンを払い終えてる方が結構おります。 そのような方に会うと一様に余裕のある顔をしています。   ローン返済の達人たち≫のページを参考にしてください。
 
 *老婆心ながら!
   ・現役時代が一番収入が多く、返済力もあるということを忘れないでください。
   ・若い時の貧乏は頑張る力も夢もあるから辛抱できますが、年老いてからの貧乏はつらいものがあります。 若いうちに頑張って返済(繰り上げ返済、借り換え)して定年後に楽をしましょう。

  
          援護担当者に聞いたある隊員の例です

    定年退職時の階級     曹長
    家族構成           妻(40代後半)パート勤務に出たり出なかったり  
                     子供2人(中2、 小5)
    住宅              退職1年前、関東地区に2800万円で購入
    貯金              若年給付金2回目受給の段階で500万円の予定
    再就職先(東京)の年収  300万円に届かない
    実家からの支援       全くあてに出来ない

     これから子供の教育にお金がかかるのに・・・・。大変だと思います。
                                    

           
        
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